広州、2012年2月2日 - グローバルな航空連合(アライアンス)であるスカイチームおよび加盟航空会社である中国南方航空は、広州白雲国際空港(GBIA)とともに、お客様へのサービス向上を重視した多数の取り組みを実施する覚書に署名しました。今回の覚書は、スカイチームの世界的ハブとして空港を整備する第一歩であり、スカイチームにとって初の大中華圏の空港との合意となります。
2013年2月より、スカイチーム、中国南方航空、GBIAは、お客様の利便性や快適性を大幅に改善する以下の3つの主要プロジェクトを協同で実施します。
SkyPriority(スカイプライオリティ) – マイレージ・プログラム上級会員資格であるエリート・プラス会員、ファーストクラスおよびビジネスクラスのお客様向けにブランディングされた優先サービス。GBIAでは、優先チェックインエリア、優先受託手荷物預り所、乗り継ぎデスクでの優先サービス、優先的な入国手続きおよび保安検査、優先搭乗、受託手荷物の優先的なお取扱いを提供します。
SkyTransfer(スカイトランスファー) – 乗り継ぎのお客様と受託手荷物のシームレスな移動を確保します。
SkyPort(スカイポート) – 世界各空港で施設を共有することにより、空港の利便性/快適性の向上を実現するとともに、加盟航空会社のコスト削減を実現。GBIAには、共有空港設備として共有チェックインエリアおよびセルフサービス機があります。
スカイチームの空港サービス担当副社長であるゴードン・ハンフリーは、次のように述べています。「本日の合意により、GBIAとスカイチーム、中国南方航空およびGBIAに乗り入れている6つのスカイチーム加盟航空会社にとって、広州をアジア屈指のハブ空港として整備するための有益なパートナーシップが発足しました。スカイチームは、広州を利用する世界中のお客様に卓越した利便性と快適性を提供するという目標を、GBIAにも共有していただけることを光栄に思います。」
中国南方航空の企業戦略改革部長であるジャン・リン氏は、次のように述べています。「スカイチームおよびGBIAと、同じ目標、すなわちシームレスな旅と高品質のサービスの提供に向けて協力できることをうれしく思います。広州をハブ空港として強化することは、弊社とお客様の双方にメリットをもたらします。」
広東省機場管理集団公司の会長であるルー・イェシェン氏は、次のように述べています。「これらの新規プロジェクトにより、大切なお客様に白雲空港をさらに便利かつ快適に利用していただくことが可能となり、競争上優位に立つことができると期待します。当社は、白雲空港に乗り入れている中国南方航空およびスカイチーム加盟航空会社に、有利な発着枠と乗り入れ権も提供する予定です。」
報道関係者問い合わせ先:
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スカイチームは世界的な航空連合であり、加盟航空会社をご利用のお客様は、多くの行先、便数の多さ、接続の良さを誇る広大なグローバルネットワークをご利用いただけます。お客様はスカイチームネットワークの全ての便でマイルを獲得・利用いただけます。スカイチーム加盟航空会社は世界中でラウンジを490か所以上ご用意しています。加盟航空会社15社:アエロフロート航空、アエロメヒコ航空、エア・ヨーロッパ、エールフランス航空、アリタリア航空、チャイナ エアライン、中国東方航空、中国南方航空、チェコ航空、デルタ航空、ケニア航空、KLMオランダ航空、大韓航空、タロム航空、ベトナム航空スカイチームは、173カ国の926都市へ向けて毎日14,500以上のフライトを運航し、年間4億8,700万人のお客様にグローバルな運航ネットワークをご提供しています。
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中国南方航空は、2011年の年間搭乗者数8,067万人を誇る中国最大、世界第3位の航空会社です。輸送機数、路線網の充実度、旅客定員数においても中国最大です。所有航空機数では世界第6位にランクインし、ボーイング777、747、757、737型、エアバスA380、330、321、320、319、300型の旅客機、貨物輸送機、ヘリコプター合計440機以上を運航しています。広州空港と北京空港を主要ハブとする広域路線網は、中国国内150都市以上、アジア40都市以上を経由し、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、アフリカを結んでいます。世界33カ国191都市を網羅する660路線、1,930便を運航し、1日当たり合計20万席をご用意しています。2011年1月、中国南方航空は、世界で最も格式の高い航空会社業績評価組織であるSKYTRAXより4つ星を授与されました。これにより、現在、世界最大の4つ星航空会社となっています。詳細は、www.csair.com、www.flychinasouthern.comをご覧ください。
2011年、広州白雲国際空港の乗降客数は、4,504万人に達しました。この数は、中国本土で第2位であり、中国本土3大空港としての地位を揺るぎないものにしています。国際ランクでも第16位となり、2010年の第19位からさらに上昇しました。
2011年は、中国の第12次5カ年計画の1年目でした。広州空港は、国内外の複雑な情勢の中で国際事業を飛躍的に成長させました。10本の新規国際路線を開設し、国際便は前年比15.5%増の約61,000本となりました。国際乗降客数は、前年比20%増の約700万人、国際線への乗り継ぎ客数は、前年比41%増の約246万人でした。国際事業の成長率は、中国本土の同規模の空港の中でトップに立っています。
今後も、第3滑走路と第2ターミナルの建設により、広州空港の成長率は高いレベルを維持すると期待されます。2015年末までに乗降客数は6,000万人に達し、そのうち国際乗降客数が1,100万人を占めると見込まれます。同時に、アジア太平洋地域における重要なハブ空港としての整備が計画されています。